なめネコ

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なめネコは、梅雨時期に開催されるイベントステージで入手可能なレアキャラクターで、なめとネコが組み合わさったユニークな存在だ。PONOSが開発したゲーム『なめすた』とのコラボ用に作られた可能性が高いが、実際にはそのゲームの影響を受けたキャラであることは否めない。第1形態は、かつて流行した実写の暴走族コスプレネコと同じ読みを持ち、懐かしさを感じさせる。

なめネコの最大の特徴は、メタル系を含む敵の動きを必ず遅くするという珍しい能力だ。しかし、この能力には明確な限界がある。攻撃頻度に対して遅くする時間が短く、再生産の遅さも相まって、実際に使えるシーンは限られている。特に、メタルや短射程の敵に対しては多少の役立ちが期待できるものの、単体では微妙な性能に留まる。

さらに、なめネコは水の精霊ミズリィと組み合わせることで、ミズリィにも自分にも役立つ「遅くする効果アップ【小】」のにゃんコンボを2枠で発動できる。このコンボを活用することで、遅くする効果に特化した戦略が可能になるため、特定の状況下では採用の余地がある。しかし、全体的に見れば、なめネコはその特性を活かすための条件が厳しく、使いどころを選ぶキャラクターであることは否めない。

余談として、『なめすた』は謎の生物「なめブレッド」のオーナーとなり、調教やレースを繰り返しながら頂点を目指す育成シミュレーションゲームであった。2017年11月29日にサービスを開始し、わずか4ヶ月後の2018年3月30日にサービス終了となった短命なタイトルである。なめネコ自体も、その短命なゲームの名残を引きずっているように感じられ、キャラクターとしての存在意義が薄れている印象を受ける。

総じて、なめネコはそのユニークなデザインや能力に一見の価値はあるものの、実際のゲームプレイにおいてはその効果が限定的であり、他のキャラクターと比較しても優位性が薄い。特に、メタル系の敵に対しては多少の役立ちが期待できるものの、全体的なバランスを考えると、あまり積極的に使いたいとは思えないキャラクターである。

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