ネコ番長


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ネコ番長は、常設の対浮激レアキャラとして登場し、16%の確率で浮いている敵の動きを止める特性を持つ。確率自体は低く見えるが、3回の連続攻撃それぞれに妨害が発生するため、全て当たった際に1回でも妨害が発生する確率は約40.7%と、意外と高い。元ネタが時間停止した世界の中を動けることに由来し、ver5.8からは第2形態以降で動きを止める能力を無効にするため、ヒカルなどのステージでも機能停止せずに使える。

第1・第2形態では、攻撃頻度と火力が高めで、妨害兼アタッカーとしての役割を果たす。しかし、射程は250に制限されており、カオル君などの長射程キャラには対抗しづらい。短射程のぶんぶん先生やサイクロンには有効だが、50秒近い再生産時間がネックとなり、数を貯めにくい。したがって、単体で妨害を任せるのは難しく、ねこ僧侶などと併用して安定感を上げる必要がある。

第3形態では、体力が1.5倍、射程が280に上昇し、再生産性も多少改善される。さらに、古代種追加と古代の呪い無効を獲得し、全体的に使い勝手が向上した。ただし、進化には古代マタタビが必要で、射程や量産性には依然として難が残る。特に、ガガガガやオールドリーなどの頻出する浮いている・古代種に射程負けしているのは痛手である。壁を張って射程勝ちできるシーンで使い、他の妨害キャラと併用するのが理想的だ。

本能に関しては、火力系の本能が目立つラインナップで、体力低下時の攻撃力上昇は、1回目のKBと同時に火力が1.5倍になる。Lv50で本能を全解放すれば、DPS期待値13,798の範囲攻撃を繰り出せるようになり、1500円で生産できるキャラとしてはかなりの数値を誇る。頻度の高い3段攻撃のため、渾身の一撃は確率10%ながらよく発生するが、NP効率としては基本攻撃力アップと攻撃力上昇が優先される。

攻撃力ダウン耐性は、通常ステージでよく見かける仮想敵がよっちゃんぐらいしかいないため、優先順位は低い。ミスターエンジェルなどが混ざっていても強気に出られるようにはなるが、停止妨害のみに期待するプレーヤーには無理に解放する本能は特にない。短い射程を考慮すると、基本体力アップあたりが妥当な選択肢となる。

総じて、ネコ番長は妨害とアタッカーの役割を兼ね備えたキャラであり、特に浮いている敵に対しては一定の効果を発揮する。しかし、射程や再生産性の問題から、単体での運用には限界があり、他のキャラとの併用が不可欠である。火力面では優れた性能を持つが、妨害特性に依存するプレーヤーには物足りなさを感じるかもしれない。全体的に見れば、使い方次第でその真価を発揮するキャラクターと言える。


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