ねこ泥棒

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ねこ泥棒は、敵撃破時に獲得できるお金が2倍になるという特異な能力を持つ常設レアキャラである。初期段階では非常に使いにくく、特に第1・第2形態では攻撃力が低く、攻撃速度は速めだが、実際の戦闘ではその貧弱さが目立つ。日本編やレジェンドストーリーの序盤で手に入れた場合にはお金稼ぎに役立つが、進行が進むにつれて敵の倍率が上がるため、雑魚敵すらも倒せなくなることが多い。特に、同じ能力を持つフィッシュ・ド・ノエルが手に入る頃には、ねこ泥棒はほとんど使われなくなるだろう。

第3形態に進化させることで、攻撃力と射程が上昇し、範囲攻撃が可能になる。これにより、速めの攻撃頻度を活かした雑魚処理能力が向上するが、依然として性能は物足りない。お金2倍の能力を持つネコエクスプレスや本能を解放したネコカンカンと比較すると、単体攻撃の強さには及ばない。体力の低い雑魚敵が大量に出現するステージでは、ねこ泥棒の方が向いている場面もあるが、全体的には他のキャラに劣る印象が強い。

本能の解放に関しては、低ステータスを補うために基本攻撃力と体力アップを優先する必要がある。レベルや+値を上げていくことで、ようやく実用的なステータスに達するが、体力減少による攻撃力上昇特性は非常にシビアな条件を満たさなければならない。例えば、Lv30の場合、受けたダメージが特定の範囲に入る必要があり、発動しないまま倒されることも多い。これを解決するためには、+値や本能で体力を上げて発動条件を緩和する工夫が求められる。

ゾンビキラーの解放は、金欠になりやすいゾンビステージでの資金調達役として役立つが、特殊効果を持たないため、ネコックマンケンなどと比較すると火力が低い。体力減少時の攻撃力アップを考慮しても、依然として劣るため、活躍の場は限られる。射程と攻撃頻度は優れているため、特定の敵が多く出現するステージでは活躍できる可能性がある。

移動速度を最大まで上げると、23となり、ネコにぎりの24に引けを取らない速さを持つ。速攻ステージでは役立つが、壁役を通り越して突っ込みやすくなるため、注意が必要である。大狂ゴムと並ぶLv7まで上げることが一つの目安となるが、全体的に見て、ねこ泥棒は玄人向けのキャラであり、使いこなすには相応の経験と工夫が求められる。初期の貧弱さからの成長を期待する大器晩成型ではあるが、その成長過程は決して容易ではない。

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