大玉
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「大玉」は、10月のイベント『熱血!にゃんこ大運動会』の季節イベントステージ「熱血!大玉転がし」に登場する敵キャラクターであり、その後も「異界にゃんこ塔」や「お年玉襲来!」などで再登場している。運動会の競技で使われる大玉を模した存在で、無機物でありながら自力で転がるという不気味さを持つ。やられると魂が昇天するという設定も、どこかシュールである。撃破時に落とすお金が少ないのも特徴で、ただの玉であることがその理由だろう。
大玉には白・赤・鉄の3種類が存在し、それぞれ異なる特性を持つ。まず「大玉(白)」は無属性で、100%の確率で停止させてくる。最長射程200という数値は、覚醒のネコムートと同等であり、遠距離からの攻撃が厄介だ。しかし、ステータスは低いため、大勢で転がってきても大した脅威にはならない。
次に「大玉(赤)」は赤い敵属性で、こちらも100%の確率でふっとばしてくる。移動速度が速く、KB数も多いが、やはりステータスは低い。赤い敵に対する対策が容易なため、こちらも大勢で来られても脅威にはならない。覚醒のネコムートやネコエクスプレスを使えば、低いステータスとふっとばしを逆手に取ったカウンター攻撃が可能だ。
最後に「大玉(鉄)」はメタルな敵属性で、100%の確率で動きを遅くしてくる。メタルな敵特有のクリティカル攻撃が有効で、体力も高くないため、大狂乱のネコライオンなどの攻撃頻度が速いキャラで十分に倒せる。ただし、王冠2、3と難易度が上がるにつれて、手数だけでは時間がかかるため、クリティカル持ちのキャラを編成する必要がある。攻撃力はやや高めで、KB数は1、動きは他の大玉より遅い。
初登場のステージ名が「重量100kgの特別玉」であることから、この大玉の重さはおそらく100kgであると推測される。運動会でこんなものを使ったら、怪我人が出るのは必至だ。余談として、100kgの鉄球を想定すると、直径29.0cmの鉄球になる計算だが、ゲーム内のグラフィックは実際のサイズ感と乖離している。直径120cmの空洞の大玉を想定すると、表面の鉄板の厚みは2.82mmとなり、ギリギリ人が乗れるか乗れないかの強度である。手荒に扱ったら、すぐに凹んでしまうだろう。
このように、大玉はその特性や設定から、運動会の競技としては全く現実的ではない存在であり、ゲーム内での扱いもシュールさを増している。敵としての脅威は低いものの、そのユニークなデザインと設定はプレイヤーに印象を残す。
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